Wordでのマニュアル制作➁ 英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、国内外向け文書翻訳
2021年8月18日(木)12:00 柏
さて、先日、マニュアル、説明書、技術書類を作成するにあたり、
Microsoft社のWordを使うと書きました。
Wordでは、翻訳した訳文のドキュメントのレイアウト成型作業(DTP)には、
いくつかの注意点があります。
例えば、英語から日本語に翻訳したあとに行うレイアウト成型作業のポイントを簡単に説明します。
それは、
◇用紙サイズの変更
英語ドキュメントの用紙サイズは、
基本的にレターサイズ(215.9×279.4mm)
またはリーガルサイズ(約216×約356mm)です。
日本語の用紙サイズはA4(210×297mm)が一般的です。
レターとA4のサイズを比べてみると、
A4はレターに比べ、横のサイズが狭く、縦が長くなります。
そのため、プリンタでレターサイズのものをそのままA4で出力すると
上下の余白は広くなり、左右の余白は狭くなるため、
内容が中央に集中し詰まって見えることもあります。
読者が読みにくいと感じてしまうかもしれません。
特に印刷物として仕上げる文書であれば、見た目も大切です。
レターサイズをA4サイズに変更し、余白や文字数など調整し、
日本語に適したレイアウトに仕上げることが重要です。
◇フォントの設定
英語の文書で使用するフォントは、欧文フォントのみです。
日本語では、和文フォントのみ、
または和文フォントと欧文フォントの両方(合成フォント)を使用します。
日本語文書用のフォントを設定しなければなりませんので、
遅くともレイアウト成型を開始する前までにお客様に確認し、
使用するフォントを決めておくようにします。
ブランディングの観点から、
文書に使用するフォントはあらかじめ決められているお客様が多く、
フォントの種類やサイズが規定された日本語文書用のテンプレートを
お持ちの場合もあります。
しかし、特に決まりがない場合や、
ある目的のためにいつもとは違う雰囲気にしたい場合などは、
「どのフォントを使用したらよいか」、
「サンプルが見たい」などのご要望を翻訳会社に伝えましょう。
フォントによって文書の印象は変わります。
目的に合った読みやすい文書に仕上げるために適切なフォントを選ぶことが大切です。
◇レイアウトの調整
フォントを決めたら、フォントに合わせた文字サイズ、行間設定、
図の位置、イラストの位置などのレイアウト調整が必要です。
お客様から提供される日本語用のテンプレートがある場合はそれに従います。
そうでない場合は、日本語で使用するフォントに合わせて設定を調整します。
英語と同ページ数にし、日本語として違和感のないレイアウトにします。
調整時に禁則処理や改ページ、ヘッダー、フッターなど、
細かな調整を行うと、仕上がりも違ったものになります。
「読みやすさ」は、翻訳の質だけではなく、
どのようなレイアウトで仕上がっているかも関係します。
また、カタログやパンフレットなどの印刷物は
「見た目の印象」を考慮することも重要ですね。
目次、内部リンク、外部リンク、索引設定も必要ですね。
です。
【英語で一言】
「懐かしさに心打たたれる」 I’m overcome with nostalgia(ナァスタァルヂャ).
I’m moved by these feelings of nostalgia.
overcome with…(~に胸を打たれる、~にやられる)、nostalgia(郷愁の念)
【語彙を増やそう】
いぶし銀のよう いぶしぎんのよう refined(リファインド)
奥深さが感じられるさま。
いぶし銀のような味わいの骨董品。
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対応言語:英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(南米/欧州)、
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