「翻訳と通訳の違いって?」英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、海外販路拡大、技術文書翻訳
2022年5月12日(木)10:30 流山市街地走行中
翻訳の仕事をしていると通訳の依頼がたまにあります。
そこで、違いを書いてみます。
○通訳(Interpretation)・・・人の話す言葉(プレゼン・スピーチなど)
○翻訳(Translation)・・・人の書いた文章(WEB・マニュアル・出版物など)
もう少しこの違いを掘り下げてみます。
【通訳とはどんな仕事か?】
通訳には誰かが話をした内容を瞬時に、かつ正確に訳出する仕事です。
事前に関連メールや資料などを読んでおきトピックを事前に精通しておく、
それにあわせて用語集や良く使われるフレーズなどをリストにしてく準備が重要です。
「知らない単語があるからちょっと待って下さい。辞書引きます。」
というのは許されません。
○通訳に求められる性格・性質とは?
通訳をする上では通訳者が自分自身のペースで行うのではなく、
逆に周りの人の会話の流れやペースに乗る必要があります。
しかし、社内の会議では、スピーカー以外の周囲の人の話し声、
紙の資料をめくる音、コーヒーを持ってきてくれる係が置く食器がカタカタいう音、
携帯の音など、様々な妨害が通訳に降りかかってきます。
それらを全て跳ね除けてスムーズに議事進行ができるようにする、
会議の進行を通訳が妨げないようにするのは至難の業です。
これを実現するためには、通訳としてのスキルのみならず以下の能力が求められます。
・頭の回転の速さ
・常に周囲や人間の観察をする癖
・文脈や人間関係などから勘を働かせ、様々なことを正しく察する力
・臨機応変に対応できる柔軟性
・通訳をする上での脳のスタミナ(とても疲れます)
・度胸の良さ
発声もよくないといけません。
ざっと列挙しましたが、現場でこれらの能力を発揮するのは大変です。
たくさんの経験と日々勉強をする必要があります。
【翻訳とはどんな仕事か?】
翻訳では大体「締切」がありますが、翻訳者は締め切りさえ守れば、
一般的には納品まで自分の好きなペースで働くことが可能です。
通訳と違って原文をもらってからでも辞書を引く、表現をじっくり考える、
調べ上げて訳のクオリティを上げる、といったことが出来ます。
○翻訳に求められる性格・性質とは?
翻訳対応をする場合、元の文書が分かりやすい文章を書いてくれるかというと、
そうではありません。
主語や目的語が抜けているのは良くある話で、
誤字脱字やタイプミスなどがあるままで送られてくることもあります。
その確認でメールを出したら返事が来るのに2日、3日かかるといったこともあります。
以前にも書きましたが、翻訳には以下の能力が求められます。
・パソコンの前で黙々と仕事をし続ける持続力
・調査力(リサーチ力)
・読解力(正しく読む)
・洞察力・推測力(背景・意図を思い込みではなく理解する)
・判断力(文脈によって、語彙の使用も違ってくる為)
また、訳出する際には、読み手にとって分かりやすく読みやすい翻訳を
目指さなければならないため、訳出言語における文章力も必要です。
ということで、能力が違うんですね。
【英語で一言】
「彼女は上品だ」 She’s very refined.
refined(上品な)。elegantでも同じニュアンス。
【語彙を増やそう】
思い立ったが吉日。おもいたったがきちじつ
何かをしようと思ったら、すぐに取り掛かるのが良いということ。
Strike while the iron is hot.
鉄は熱いうちに打て。
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当社は、技術翻訳を専門としています。
いわゆる独立系です。
行動指針:日本から世界へ、世界から日本へ商品・サービスを提供する方々を応援します
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オランダ語、ポルトガル語(南米/欧州)、ポーランド語、ロシア語、
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