説明書の多言語翻訳|テクニカルライティング

技術翻訳 エクセレット株式会社

「テクニカルライティング 理解しやすい文章を目指して」欧州/アジア言語 技術文書翻訳サービス会社のコラム

2024年6月18日(火)8:30

忖度(そんたく)。
以前に流行語になってからよく聞くようになりました。

翻訳。

関係ないと思いましたが、ありそうです。

それは、機械翻訳にできない翻訳をすることです。

文章の上面をなぞる翻訳が自動翻訳です。

文章の行間、背景、事情、裏側にあることを加味し翻訳することができるのは人間です。

これは、翻訳における忖度かと。

人工知能の発展が目覚ましい現在、伝わる文章にこだわります。

ちなみに、英語を母国語とする人が毎日3、4時間日本語を勉強し、
習得する時間は約88週(約2,200時間)かかるそうです。
欧州の主要言語は23~24週だそうです。

さて、余談は終わりまして、
当社ではマニュアルを目次作成から作成するサービスを提供しております。

「テクニカルライティング」サービスと呼んでいます。

テクニカルライティングとは、
一般的に研究者、開発者など専門職の方々に向けて分かりやすく、
正確に事実をとらえた読みやすい文書を書くことを指します。

対象文書は、技術文書のため取扱説明書、機能説明書、設置ガイドなどのマニュアル類です。

今回は、日本語を書くときに守るべきライティングルールの一部をご紹介します。

■文章の長さ
○1文は45文字以内とする。超える場合は、複数の文に分ける。
○長すぎる修飾節は別の文に書き分ける。
○箇条書きを活用する。
○文の途中で例文を挟んだりして文を中断しない。

■文章のあいまいさ
○格助詞の「の」を多用して名詞をつなげない。
○格助詞の「で」を多用せず、目的により書き換える。
○指示代名詞を単独で使わない。
○動詞+「ように」を使わない。
○格助詞の「は」は1文に1回だけ使用する。
○「~のように」「~でない」を使用しない。

■文章のわかりにくさ
○1文1義(操作方法)を心がける。
○主語成分と述部の関係を明快にする。
○長すぎる主語は書き換えて簡潔に表現する。
○自動詞の主語は省略しない。
○名詞中心の表現(名詞+行う)は、サ変動詞を使って言い換える。
○冗長な表現(形式名詞、過剰な接続し、繰り返し)を取り除く。
○「なる」表現は「する」表現や受身形に言い換える。

■修飾関係
○主語と動詞の間に長い修飾語を挟まない。
○修飾句は被修飾語の直前に記述する。

■用語
○抽象的な品詞よりも具体的な品詞を使う。
○難解な専門用語/省略形は、意味を明示できる表現に置き換える。
○勝手に複合語を作らない。
○一貫した用語を使う。
○一般化していないカタカナ用語は避ける。
○和製英語は使わない。
○常に日本語の概念と英語の概念の相違を意識する。必要に応じて英語訳を添える。
○複合動詞を言い換える。

■その他
○論理的、事実どおり正確に書く。
○文法に従って表現する。
○できる限り肯定文を使う。
○常用漢字を使う。
○必要のない記号は使わない。
○本文中の引用文はカギかっこでくくる。
○句点を使う。
○並列のものは表現、表記を統一する。
○全角英数を使わない。

以上のようなルールを決めて日本語を書き、マニュアルを制作します。
テクニカルライティングについては、より具体的な話を別の機会に書きます。

英語の翻訳において品質を左右することは英語力です。

しかし、それ以前に重要なことは、
原文である日本語が英語に翻訳しやすい文章になっているかです。
英語から日本語にする際も同じです。

第二言語を英語とする国の人が作った英語は、分かりづらいことがあります。
外資系企業あるあるですね。

英訳をする際、日本語があいまいな結果、翻訳会社に委託したら文意が
変わってしまったということはよくある話です。

日本語は難解な言語です。

しかし、礼節を伝えたり、感情を伝える時に表す言葉は素敵だと思います。

食感は特に難しいですよね。
ふわとろ、ふわしゅわ、濃いとこってりの違いは? どうやって訳すのでしょうか。
このような擬音に対して適切な英語の表現はありません。
近しい英語をあてるしかないのです。

【英語で一言】
「いいね!」 Nice!
niceは「よい、快い」などと好ましい物事に対して使います。

【語彙を増やそう】
キャパシティ capacity(キャパスィティー)
収容能力。物事を受け入れる能力。
キャパシティを超えた仕事量。

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当社は、設立から8期目を迎えております。
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